ご相談の経緯
住宅ローンを20年間一度も滞納することなく支払っていましたが、ハードワークによりうつ病になってしましました。
入院し休職したこともあり、役職も解任され部署も異動になってしまったので、給料が半減してしまい、住宅ローンの支払いが困難になりました。
売却して賃貸に引越することも検討しましたが、住み慣れた家を手放すことはしたくなかったので、何とかできないかと思い、インターネットで調べ「リースバック」という方法を知りました。
そこでリースバックの相談を「住宅ローン滞納問題相談室」にしました。
数十社の見積もりを取っていただき、一番良い条件を提示してくれたところで「リースバック」をすることにしました。
私一人ではどういったポイントを重視したほうが良いのかわかりませんでしたが、担当の方にアドバイスをいただき、最良の形でリースバックをすることができました。
相談員から重要なポイント
住宅ローンを滞納している、住宅ローンが払えなくなりそうだが住み続けたい、というご相談は非常に増加しています。
住宅ローンの返済が滞ってしまっても、住み続けることできる方法は2つあります。
一つ目は今回の事例と同じく、①リースバック。もう一つは②親子間売買という方法です。
リースバック会社の中にも戸建が強い会社もあればマンションに特化している会社もあり、エリアによって得意不得意もございます。
ご自身でリースバック会社に見積りを取ることも可能ですが、リースバック業者ごとに特徴がございますので見極めが必要になってきます。(マンションが得意や戸建が得意等、買取の金額が高いが毎月の賃料も高い等)
また、物件によっては買取金額が500万円以上も変わることがあります。
弊社ではリースバック業者との提携(主要10社)がございます。
相見積もりも間に立ってやり取りしますので煩わしい交渉もさせていただき、一番良い条件を選んでいただけるようにさせていただきます。
特に重要なのはリースバック後の「賃料」と「賃貸借契約」です。
知らずのうちに「定期借家契約」といって一定期間過ぎた後に引渡ししないといけない契約になっている場合もございます。
リースバックでは、毎月家賃の支払いが必要になりますが、無理な賃料を設定されてしまうと生活が苦しくなってしますので条件面での擦り合わせは重要になってきます。
他社でリースバックし、問題解決して住み続けられたはいいものの、賃料が払えなくなり退去しないといけなくなったという事例もございます。
ですので、状況によってはリースバックが可能でもお勧めできないこともあり、その場合は他の適切な解決方法をお伝えさせて頂いております。
住宅ローンを抱え込んでしまっているうちに、競売が進んでいってしまうこともございますので、お早目のご相談をいただけばと存じます。