離婚
賃貸中のマンションをオーナーチェンジ物件として売却できた事例
- 相談者
- 高槻市O様
- 職業
- 会社員
- 年齢
- 40代
- 物件
- マンション
- ローン残高
- 1,000万円
- 実勢価格
- 1,000万円
- 他債務
- 車のローン100万円
ご相談の経緯
10年前に妻との共有名義でマンションを購入しました。
しかし、離婚することになり、売却を検討しましたが、ゆくゆくは子供に残したいと思っていたので、売却はせずに賃貸で貸し出すことにしました。
残債があったのでローンの支払いは引続き私が払っておりましたが、賃料収入は元妻が慰謝料として受取っていました。
当初ローンの支払いは問題なかったのですが、勤め先が倒産してしまい、収入減になりローンを払っていくことが難しくなってきました。
このままでは滞納してしまうのでマンションを売却してローン完済できないかと模索しましたが、賃貸している事情があり方法がわからず「住宅ローン滞納問題相談室」に相談しました。
まず売却するには共有名義の元妻の了承が必要ということでした。
何年も連絡を取っていない状態でしたので、所在が不明でしたが、何とか特定することができました。
私が直接話をすると角が立ってしまうので、元妻との連絡をとっていただきました。
経緯を説明し、今後慰謝料として受取っていた賃料収入がなくなることを懸念して売却を拒否していましたが、
売却益がでれば全額渡すことを条件に売却の承諾を得ることができました。
売却をお願いしてからはすぐに残債完済以上の金額で購入希望者を見つけていただき、無事にローンを完済し、
完済語の売却益を元妻に渡すことができました。
相談員から重要なポイント
今回の売却相談は賃貸中でしたので、「オーナーチェンジ」という方法を提案しました。
不動産の所有者が変わるだけで、賃借人には迷惑のかからない売却方法になります。
現賃貸契約を解約し、賃借人に退去してもらったうえで売却する方法もありますが、その場合は退去費用を賃料の6ヶ月~10カ月お渡しするのが慣例となっており、費用と退去期間を含めると売却まで時間がかかってしまいます。
また本来、住宅ローンは自己居住に限り認められています。
金融機関に住宅ローンを組んで賃貸で貸出しすることは契約違反となり、一括でローンの返済を求められる可能性があります。
共有名義で住宅ローンを組まれ、離婚により売却したいというご相談は多くございます。
極力お互いが干渉せずに私どもが間に入って売却を進めることも可能ですので、ご相談くださいませ。
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