親族間売買
病気により住宅ローンの支払いが困難になったが、親子間売買で金利も下げることができた事例

ご相談の経緯

父親が病気のため通院等が必要となり、フルタイムで働くことができなくなり、収入が減り、住宅ローンの支払いが厳しくなってきた、との相談を受けました。 息子である私が同居もしているので、私が借換えしてローンを組もうと銀行へ相談に行きました。 まず、現在父親がローンを組んでいる銀行へ相談に行きましたが、親子間売買になるので融資はできない、と断られてしまいました。 また、いくつか他の銀行にも相談しましたが、同じ理由で断られてしまいました。 何とかローンが組めないか、インターネットで親子間売買の実績が多数あるという住宅ローン滞納問題相談室へ相談に伺いました。 親子間売買でも融資してくれる金融機関を紹介していただき、希望金額の承諾もおり、また毎月の返済額も下がる、とのことでした。 問題なく本審査も下り、無事に親子間売買ができ、住み続けることができました。

相談員から重要なポイント

親子間売買は、一般的には難しいと言われております。 その理由としては、①融資をしてくれる金融機関が少ない、②希望の金額まで融資額が届かないというのが上げられます。 ①融資をしてくれる金融機関が少ない理由としては、いずれ相続するものをなぜ親子間で売買するのか、相続税逃れの贈与ではないか、と捉えられてしまうため、いくらそんな意図なく正常な親子間売買である旨を説明したとしても、そもそも金融機関としては親子間売買に対して融資をしないと定めているところがほとんどのため、融資をしてくれる金融機関は少ないのです。 ②希望の金額まで融資額が届かない理由としては、親子間売買の場合は、ローンを借りられる方の属性（年齢・年収・勤務先）も見られますが、売買対象の不動産の価値自体も重要視されます。 そのため、築年数の経過したした戸建等の場合、担保価値が低く見られてしまい、残債を上回るほどの融資を受けることができないということがあります。 我々は、親子間売買でも融資を受け付けてくれる金融機関との提携がございますので、他で相談して断られてしまった場合でもご相談ください。