大阪府内で任意売却の相談をする
「大阪の自宅の任意売却を考えているけれど、どこに相談すればいいのだろうか」
「大阪にある大手の不動産会社なら、どこに相談しても任意売却に対応してもらえるのだろうか」
このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
近年、大阪では不動産や土地の価格が高騰しているため、無理をして高額な住宅ローンを組んで自宅を購入し、その後、収入源などにより住宅ローンの支払いが困難になるケースが増えています。住宅ローンの滞納が続くと、最終的に自宅は競売にかけられてしまいます。そのような状況の中、競売を回避するために多くの人から選ばれているのが任意売却という方法です。
大阪の自宅の任意売却の相談をする際、「大阪にある大手の不動産会社なら、どこに相談しても問題ないだろう」と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、任意売却を成功させるためには、専門的なノウハウが必要なので、任意売却の実績を豊富に持つ不動産会社を選ぶことが大切です。特に住宅ローンの滞納が続いている場合は、競売の手続きが並行して進むこともあるので、早めに信頼できる不動産会社に相談することが重要なポイントとなります。
この記事では、大阪府内の住宅事情、住宅ローンの滞納状況、任意売却の傾向、任意売却の事例などを紹介します。大阪で任意売却を検討している方はぜひ参考にしてください。
スタッフ紹介
寺島 達哉てらしま たつや
所有資格:
宅地建物取引主任士・任意売却取扱主任者
相続診断士・賃貸不動産経営管理士
不動産売却は人生の中で何回も経験することではありません。また任意売却になるとより煩雑になり、不動産業者であったとしても流れや仕組みを理解・経験をしていない方が大半を占めます。
これまでの経験を活かし、わかりやすく仕組みや今後の流れをご納得いくまでご説明させていただきます。売却後のサポート(弁護士の紹介等)もさせていただきます。
福井 智貴ふくい ともたか
所有資格:
司法書士・1級ファイナンシャルプランニング技能士
不動産売買仲介業での業務経験や、ファイナンシャルプランニング技能士としての知識を活かして、少しでも相談者様の不安を解消できるよう頑張ります。
山田 尚史やまだ ひさし
所有資格:
弁護士
弁護士としての専門知識に加え,関連士業や任意売却専門の業者様などとのネットワークも活かし,最善の解決策をご提案させて頂きますので,一度ご相談ください。
という思いに応えます!
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相談の流れ
大阪府の解決事例
- 相談者
- 堺市Y様
- 職業
- 無職
- 年齢
- 50代
- 物件
- 戸建
- ローン残高
- 1,000万円
- 実勢価格
- 800万円
- 他債務
- 自動車ローン100万円
リフォームローン200万円
- 相談者
- 枚方市N様
- 職業
- 会社員
- 年齢
- 50代
- 物件
- 戸建
- ローン残高
- 2,000万円
- 実勢価格
- 1,200万円
- 他債務
- カードローン400万円
親族間売買
老後資金の確保のために親族間売買をした事例
- 相談者
- 大阪市T様
- 職業
- 自営業
- 年齢
- 50代
- 物件
- 戸建
- ローン残高
- 300万円
- 実勢価格
- 2,000万円
- 他債務
- 無し
- 相談者
- 茨木市S様
- 職業
- 会社員
- 年齢
- 30代
- 物件
- 戸建
- ローン残高
- 2,000万円
- 実勢価格
- 2,000万円
- 他債務
- オートローン150万円
- 相談者
- 大阪市F様
- 職業
- 会社員
- 年齢
- 30代
- 物件
- 戸建
- ローン残高
- 3,000万円
- 実勢価格
- 2,500万円
- 他債務
- 自動車ローン100万円
大阪府の住宅ローンの利用状況と任意売却の傾向
大阪府の住宅ローンの滞納状況や任意売却の傾向について、統計データをもとに解説します。
1.大阪府の持ち家比率と住宅ローン支払い状況
まずは、大阪府の持ち家比率や住宅ローン利用者の割合などを紹介します。
(1)大阪府の持ち家比率
総務省が2018年に発表した「住宅及び世帯に関する基本集計」によると、大阪府の持ち家比率は54.7%でした。沖縄(44.4%)、東京(45.0%)に次いで低く、全国平均の61.2%を大きく下回っています。
都道府県 | 2018年 | 2008年 | |
---|---|---|---|
1 | 沖縄県 | 44.4 | 50.2 |
2 | 東京都 | 45.0 | 44.6 |
3 | 福岡県 | 52.8 | 53.6 |
4 | 大阪府 | 54.7 | 53.0 |
5 | 北海道 | 56.3 | 57.2 |
大阪府内の持ち家比率が低い理由としては、主に以下のようなことが考えられます。
- 他県に比べて住宅や土地の価格が高いこと
- 単身世帯や非親族を含む世帯(同棲やルームシェアなど)が多いこと
大阪府内は住宅や土地の価格が高いので、独身の頃は大阪府内の賃貸住宅で一人暮らしをして、結婚後は、大阪府からアクセスが良い奈良県や兵庫県で家を購入する方も多いようです。
(2)大阪府内の地価
地価公示価格チェッカーのデータによると、大阪府の地価公示価格平均値は、全国の都道府県の中で東京都に次いで2位です。
順位 | 都道府県 | 平均坪単価 |
---|---|---|
1 | 東京都 | 383.4万円 |
2 | 大阪府 | 105.5万円 |
3 | 京都府 | 94.2万円 |
4 | 神奈川県 | 89.2万円 |
5 | 愛知県 | 73.8万円 |
大阪駅、梅田駅、心斎橋駅を中心に、地価が高騰しているエリアが多いことも、平均値が高い要因となっているようです。
大阪府の中でも特に周辺エリアの地価が高い駅は以下のとおりです。
順位 | エリア | 平均坪単価 |
---|---|---|
1 | 大阪駅 | 6462.8万円 |
2 | 梅田駅 | 2672.2万円 |
3 | 心斎橋駅 | 2220.4万円 |
4 | なんば駅 | 1959.0万円 |
5 | 大江橋駅 | 1530.6万円 |
6 | 淀屋橋駅 | 1324.5万円 |
7 | 大阪阿部野橋駅 | 1054.5万円 |
8 | 本町駅 | 870.4万円 |
9 | 北浜駅 | 758.7万円 |
10 | 西梅田駅 | 704.1万円 |
(3)大阪府内の住宅ローンの支払い状況
次に、大阪府内の住宅ローンの支払い状況について見ていきましょう。
住宅金融支援機構が民間の金融機関と提携して提供している住宅ローン「フラット35」の2022年度の利用者調査によると、大阪府内で自宅を購入した方の毎月の住宅ローン返済額は以下のとおりです。
1か月当たり予定返済額 | 件数 |
---|---|
3万円未満 | 66 |
3万~4万円 | 82 |
4万~5万円 | 163 |
5万~6万円 | 191 |
6万~7万円 | 225 |
7万~8万円 | 232 |
8万~9万円 | 327 |
9万~10万円 | 364 |
10万~11万円 | 385 |
11万~12万円 | 448 |
12万~13万円 | 345 |
13万~14万円 | 292 |
14万~15万円 | 237 |
15万~16万円 | 157 |
16万~17万円 | 119 |
17万~18万円 | 111 |
18万~19万円 | 75 |
19万~20万円 | 64 |
20万~21万円 | 51 |
21万~22万円 | 45 |
22万~23万円 | 29 |
23万~24万円 | 42 |
24万~25万円 | 29 |
25万~26万円 | 17 |
*2022年度 フラット35利用者調査をもとに作表
中央値は11万1千円で、全国平均の10万5千円を6千円ほど上回っています。また、全体の約5%が、毎月20万円以上という高額の住宅ローンを支払っていることがわかります。
参考URL:2022年度 フラット35利用者調査(住宅金融支援機構公式サイト)
2.大阪府の住宅ローン滞納事情
大阪府は全国の中では持ち家の比率が少なく、住宅ローンを利用者して家を購入する人が比較的少ない地域だということがわかりました。それでは、大阪府の住宅ローンの滞納状況はどのようになっているのでしょうか。
(1)全国の住宅ローン滞納状況
国土交通省が実施した住宅市場動向調査によると、地域別の住宅ローンの年間返済額は以下の表のとおりです。
横にスクロールできます▶︎▶︎▶︎
全国 | 三大都市圏 | 首都圏 | 中京圏 | 近畿圏 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
注文住宅 | 平成29年度 | 130.5 | 129.8 | 156.5 | 102.9 | 121.1 |
平成30年度 | 116.5 | 131.6 | 148.8 | 119.6 | 129.2 | |
令和元年度 | 123.2 | 124.5 | 125.2 | 126.4 | 116.8 | |
令和2年度 | 124.7 | 134.1 | 153.4 | 123.5 | 103.2 | |
令和3年度 | 139.4 | 169.1 | 200.0 | 128.8 | 158.4 | |
分譲住宅 | 平成29年度 | – | 120.8 | 126.0 | 103.7 | 117.9 |
平成30年度 | – | 120.6 | 130.0 | 103.0 | 108.3 | |
令和元年度 | – | 125.9 | 136.2 | 103.6 | 120.0 | |
令和2年度 | – | 130.0 | 140.4 | 111.1 | 121.1 | |
令和3年度 | – | 137.2 | 148.1 | 123.5 | 121.8 | |
既存(中古)住宅 | 平成29年度 | – | 103.5 | 113.4 | 80.1 | 86.9 |
平成30年度 | 92.7 | 109.5 | 118.8 | 106.0 | 90.9 | |
令和元年度 | 90.5 | 98.9 | 107.4 | 96.5 | 84.3 | |
令和2年度 | 93.3 | 103.6 | 115.3 | 81.0 | 94.1 | |
令和3年度 | 95.2 | 100.4 | 106.1 | 82.0 | 100.3 |
全国的に住宅ローンの年間返済額の負担は増額しており、とくに注文住宅や分譲住宅を購入した場合は年間返済額の負担が大きいことが分かります。
年間130万円以上の金額の返済が必要となるため、毎月の返済が家計の負担になる可能性があります。
参考URL:住宅市場動向調査(国土交通省公式サイト)
(2)大阪府の住宅ローン滞納事情
上記の表を見て分かるように、大阪府を中心とした近畿圏の住宅ローンの年間返済額は増加傾向にあります。注文住宅の場合は、平均で年間200万円程の返済が必要となります。
子どもの教育費、医療費などの高額な支出と重なると、家計にとって大きな負担となる可能性があります。また、勤務先の業績悪化やリストラなどの事情で年収が減少すれば、住宅ローンの返済が厳しくなるでしょう。
現在は物価も上昇傾向にあることから、住宅ローンの滞納が発生しやすい状況になっているといえます。
3.大阪府の任意売却の傾向
住宅ローンの滞納が続き、自宅を競売にかけられそうになったとき、競売を回避するための手段として有効なのが任意売却です。大阪府内の任意売却の傾向はどのようになっているのでしょうか。
(1)大阪府の競売件数
不動産競売物件情報サイト(BIT)に掲載されていた大阪府の不動産競売の件数を以下の表にまとめました。
管轄 | 2023年 | 2024年 |
---|---|---|
大阪地方裁判所本庁 | 443件 | 506件 |
大阪地方裁判所堺支部 | 108件 | 133件 |
大阪地方裁判所岸和田支部 | 90件 | 84件 |
大阪地方裁判所全体 | 641件 | 723件 |
*不動産競売物件情報サイト(BIT)のデータをもとに作表
大阪地方裁判所全体でみると、2023年は641件だったのに対して2024年は723件と、約1.1倍の増加となりました。
自宅を競売にかけられる主な要因は住宅ローンの滞納なので、不動産競売の件数の増加は、住宅ローン滞納の件数が増えていることを示唆しているといえます。
2024年2月現在、不動産競売物件情報サイト(BIT)に掲載されていた大阪府内の競売物件(居宅)の一部を紹介します。
横にスクロールできます▶︎▶︎▶︎
種別 | 所在地 | 床面積(占有面積) | 売却基準価額 |
---|---|---|---|
戸建て | 枚方市招提大谷 | 62.37m2 | 1,800万円 |
戸建て | 寝屋川市池田本町 | 99.90m2 | 1,212万円 |
戸建て | 摂津市一津屋 | 104.89m2 | 1,395万円 |
マンション | 吹田市青葉丘北 | 61.62m2 | 1,239万円 |
マンション | 淀川区宮原 | 52.78m2 | 1,399万円 |
マンション | 吹田市佐竹台 | 87.06m2 | 3,247万円 |
このように売却基準価格が1千万円前半に設定されている物件が目立っていました。売却基準価額は、裁判所が設定する競売不動産の入札基準となる価格のことです。売却基準価額は一般的な不動産市場価格の7~8割程度に設定されることが多いため、競売にかけられると経済的な損失を被る可能性が高いといえます。
参考URL:競売データ統計(不動産競売流通協会公式サイト)
(2)大阪では任意売却が増加している?
最近は、競売を回避する方法として任意売却という方法が広く認知されつつあります。任意売却なら、一般的な不動産市場で売却されるため、競売のように安い価格で売却される可能性が低くなります。そのため、任意売却により競売を回避したいという方も増えています。任意売却に関する統計資料はありませんが、住宅ローンの支払いが困難な状況に陥り、競売を避けるために任意売却を選んでいる人は増加していると考えられます。
大阪の不動産価格は年々上昇傾向にあり、特に高級タワーマンションが立ち並ぶ大阪都心部の梅田エリアや中之島エリア、高級住宅街として知られる箕面、帝塚山、北摂などのエリアでは1億円を超える物件も少なくありません。
最近は、共働きで世帯年収が高い「パワーカップル」と呼ばれる夫婦が、ペアローンを組んで高額な物件を購入するケースも増えています。そのような夫婦でも片方の収入源により、住宅ローンが払えなくなり、「このままでは競売にかけられてしまう」という状況に陥り、任意売却を検討することは珍しくありません。住宅ローンを組んだ当初は無理なく返済できる状況だったとしても、転職、出産、病気など何らかの原因で収入が減少したときは、住宅ローンが家計を圧迫するのです。
また、離婚により住宅ローンの支払いが困難になり、任意売却を選択するケースも多いです。離婚後に片方が自宅に住み続けることを希望しても、高額な住宅ローンを一人で支払い続けるのは難しいからです。
4.大阪府で任意売却を依頼する不動産会社の選び方
大阪で自宅の任意売却を検討している方々の中には、大手の不動産会社や地元の不動産会社に相談しようと考えている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、任意売却を成功させるためには、債権者との交渉をスムーズに行うための専門的な知識や経験が必要です。そのため、任意売却に関する豊富な実績を持つ不動産会社を選ぶことが非常に重要です。
特に、住宅ローンの滞納が続いている場合は、競売の手続きが同時に進む可能性が高いです。この場合、競売の開札期日の前日までに任意売却を完了しないと、競売にかけられてしまいます。競売の開札期日の前日までに確実に任意売却を完了させるためにも、任意売却の実績を豊富に持つ不動産会社を慎重に選びましょう。
当社は、多くの任意売却を手掛けてきた住宅ローン滞納問題を専門的に扱う不動産会社です。ご相談者様の状況やご希望を丁寧にお伺いした上で、最適な解決方法をご提案します。
「競売だけはなんとか回避したい」「住宅ローンを払えないけれど、今の家に住み続けたい」など、さまざまなご相談に対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
こちらでは、当社での相談から解決までの流れを紹介していますので、参考にしていただければと思います。
井上 悠一いのうえ ゆういち
所有資格:
宅地建物取引士・任意売却取扱主任者
法務博士
任意売却・破産案件・遺産分割・成年後見・離婚・相続財産管理人等の案件に携わり、弁護士の先生方や任意売却のお客様に、更により良いサービスを提供したいと思い、「クラッチ不動産株式会社」を設立いたしました。
ご依頼者の方々の「未来の一歩」をバックアップすることに邁進してまいります。
1人で悩まないでください。必ず解決可能です。